お疲れ様です!たろうです。

今回も添乗員のこぼれ話シリーズです

連発するね~!

スリランカでの思い出を振り返ります
今回もツアーや添乗員の裏側を見せつつ
実際に私が添乗したスリランカツアーでのお客様の無茶ぶりに応えた
エピソードをシェアできたらと思います。
高原列車体験の写真や動画も交えて紹介しますので
ぜひ最後まで読んでいってください。
リピーターからの無茶ぶり!高原列車に乗りたい!

これは私が添乗員1年目のツアーのことでした。
スリランカの見どころを押さえながら8日間で周遊する
アジアでも人気のコースを添乗しました。
旅行代金は1人あたり約60万円くらいだったと思います。
相場からするとかなり高額!な金額と気づくでしょう。
富裕層向けの高額商品なので良質なハード面はもちろん、
ソフト面でも徹底的にお客様に寄り添うサービスを方針とする会社なのです。
さて、話はツアーに戻り無事に4名のお客様と出発して(少なっ!)
2日目の観光中にある女性のお客様からこう言われました。

たろうさん、わたし高原列車に乗ってみたい!

え!?高原列車ですか??

そう!できたらでいいけどね!

はい、ちょっと確認します!
高原列車とはスリランカの丘陵地帯を走る列車のことです。
昔のイギリス植民地時代に紅茶畑の集荷用に敷かれたもので、今ではその景観の美しさから観光客も利用する人気の列車です。
これ、ぶっちゃけ普通のツアーでは予定外のイベントを組み込むのはムリゲーです。
そもそも行程に含まれていない時点でアウトなんですが、
先ほど述べた通り私たちの会社の方針は最大限寄り添うサービスを徹底していますので
まずは「なんとかする!」という思いで動きました。
といっても新人添乗員に何かできる事はほぼ無く
現地の日本語ガイドにめちゃくちゃ頼み込む方法しかありませんでした笑

それでいけるものなの?

結論、それでいけました!
現地手配はガイドのコネがものを言うところで顔の広さが大事なのです。
また、スリランカのお国柄というかまだまだ金とコネが通用する場所なので
こんな無茶ぶりも何とか手配してもらえました。
まぁ参加人数4名ということもありチケット枚数が少ないことも助かりました。
「よ~しリクエストに応えられた!」と安心したのも束の間。。。
他のお客様から

私はホテルに早く戻ってゆっくりしたい
「え!?せっかくの機会なのに乗らないの?」と内心思いましたが
そもそもツアーには組み込まれていない部分なので当然のリアクションです。
ラグジュアリーなホテルだったのでゆっくりしたい派からすれば当然ですよね笑
次の課題は列車に乗る人とホテルに戻る人両方に満足してもらえる方法を考える事でした。
難しそうに見えたこの課題もさほど解決は難しくありませんでした。
それは列車より車のほうが早くホテルに着ける道のりだったのです。
列車は丘陵地帯をカーブを描くように走りますが、車のルートは比較的まっすぐ進むので1時間以上は早くホテルに戻ることができたのです。
さらに、車には現地のドライバーとガイドさんを付けて送迎し、列車には添乗員の私が乗ることでお客様にも安心してもらえました。
ゆったりしたい人は早く戻れて、列車に乗りたい人は時間をかけて鉄道の旅を楽しめました!

確かにこれならどちらも満足ね

新人の私は列車にトラブルがあったらどうしようと内心ビクビクしていました笑
まるで「世界の車窓から」の世界観 高原列車体験

ここからは実際に乗車した高原列車の写真や映像とともに振り返ります。
私たちは往路ではなく復路に高原列車を利用することにしました。
下の地図のナーヌ・オヤ駅からペーラーデニヤ駅(キャンディの西)を結ぶ約130kmの道のりを約4時間で走るゆったりした鉄道でした。
▼鉄道の駅の雰囲気はこんな感じ
いまから旅が始まる感じがしてわくわくします!

▼私たちが乗った車両はこんな感じ
一番いい車両を手配したのですがまぁ味があっていいですよね!

▼途中の紅茶畑はこんな感じ
本当に「世界の車窓から」な世界観です!
茶畑にはまさに茶摘みをしている女性の姿も見られ、
本当にのどかな光景でした。

▼途中の停車駅では物売りの方が乗客に向けてアピールします。
果物やお菓子みたいなものが多かったです。
なんか日本では見ない光景で新鮮でした!

今回は紅茶畑エリアから街に下っていくルートの為、
景観のハイライトはどうしても前半に集中しましたが
途中の街並みもそれはそれで眺めていて飽きがこず
「あぁ、旅してるんだな~」としみじみ浸れました笑
最後に車窓からの列車の動画をシェアします。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
最初はお客様の無茶ぶりから急遽組み込んだ高原列車ですが
いざ乗ってみると列車の旅はとてもわくわくして、車窓からの風景もとてもステキでした。
予定調和間のあるツアーもこういう予想外のアクセントで私自身もとても思い出深いものになりました。

早くこんな風景に出合いを求めて旅したいですね!
ありがとうございました!
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